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こちら、ドワーフ・プラネット ( Yahoo!ブログより )
ファンタジーや神話、子どもの本について等、
のんびり書き記したブログのアーカイブです。
月曜から日曜まで、『日常』は、太陽系の7惑星。
そのはざまに浮かぶ、『矮惑星』のような、
夢見がちな時間の記録として。
ホームページ「黎明のほのかな翼」
も、どうぞよろしく☆
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MONTHLY: 2017/09
TITLE: ジョーカーは愚者でババで、たまに切り札
CATEGORY: 徒然記
DATE: 09/29/2017 18:39:57
朝夕涼しくなって、 過ごしやすくなりました。 御無沙汰しております。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 m(_ _)m
しばらくぶりのブログ…… 久しぶりに、パソコンでお絵描きしました。
この週末に運動会があるので、 準備のため、午後の預かり保育は無し。 今日は平日だけどバイトお休み。 (*^-^*)
いつのまにか9月も終わります。 毎日、元気な園児ちゃん達と遊びに遊び、 あらまぁ、なにがなんだか……(''◇'') なんとか2学期を無事に過ごしたいです。
そして今年はファンタジーやメルヘンの世界から、 関心がそれて世相に目を奪われがちな自分。 ちょっと反省……(;'∀')
この秋は、衆議院選挙です。 昨年の秋には、アメリカ大統領選で トランプ氏が当選しました。 その余波か、日本でも変化の兆しが……
ジョーカーは 愚者でババで、たまに切り札。
昨年は、トランプ氏をみて ジョーカーマンだと思ったものでしたが、 さてはて日本では……(;'∀')?
ともあれ、1日ずつを大切に 残り3カ月となった2017年を 日々に追われず、 もゥすこしメルヘン路線で 過ごしたいな、と思うこの頃デス。
('◇')ゞ
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TITLE: トリックスターは、先住民の知恵者?
CATEGORY: (考察) ヤマトタケル
DATE: 09/05/2017 13:52:45
ケンカに強いトリックスター。 ときおり失敗する。 日本神話では、ヤマトタケルにその面影がある。 トリックスターの素朴な形では、 アフリカ神話の蜘蛛男アナンシが思い浮かぶ。 アナンシの妻は、蜘蛛女アソ。 古代日本には、
蜘蛛信仰があったのではないかと仮定してみる。 アソツ彦・アソツ姫は、 土蜘蛛と呼ばれる民の長で、阿蘇山の神だった。 土蜘蛛は、クズとも呼ばれ、 近畿にも先住していたが、ヤマト朝廷に征服された。
ヤマトタケルを祀る古峯神社は、 栃木や東北(福島市の信夫山)にみられる。 フルミネと書いて、コブとも読む。 コブは、九州地方では、蜘蛛の呼び名だという。 ヤマトタケル伝説では、
ヤマト朝廷の悲劇の英雄という性格以前に、 あるいは土蜘蛛と呼ばれた先住民の信仰が 土台となっているのではないか、 と、そんな妄想がしばしば心をよぎる。
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TITLE: HOOT (その2)
CATEGORY: 読書メモ
DATE: 09/03/2017 10:26:01
息子はもうすぐ19歳になるが、 最近の政治事情をネタに会話してみた。 男の子のことはよくわからないので、 常日頃は放置気味。たまの会話は気を使う。('◇')
いまのアメリカは児童文学でいったら 「カール・ハイアセンが描いた フロリダの白人少年の冒険物語みたいな世界」 とたとえてみた。 息子はハイアセンの作品を読んでいない。 だから内容を説明した。 それはたとえば 「Scat」(2009年)が描くフロリダなら、 父ちゃんはイラク戦争帰りで片腕を失っていて、 母ちゃんが地元の刑務所の看守で、 ヤンキーないじめっこもいるし、 銃社会だし、 ガッコの先生は事なかれ主義だし、 お金持ちも案外と家庭崩壊していたりする世界で、 そんなフロリダが激戦区となった先の大統領選では、 トランプが競り勝って、 つまり白人の中間層の疲弊ってそういう感じなのかもね、と。 トランプが刑務所社会を作ったのではなく、
そうした社会への怒りが トランプ政権を誕生させたのだろうし、 怒りのもとはグローバル化社会の、 納税者の疲弊なのよ、と。 そしたら息子は、
アメリカはもう「たんぽぽのお酒」の世界ではないのか? と言うので、どこか切ないやら、 そんな本のタイトルが会話に出てきてうれしいやら。 常日頃は放置気味だけど、 なんだか気が合う、趣味が合うぜ。( ノД`)☆彡
そう、それ、 レイ・ブラッドベリの「たんぽぽのお酒」、 いわばローカリズムの世界観で、 1928年のアメリカを郷愁豊かに描いていた。 トランプは、第二次大戦前のアメリカに戻したい、 と言っていたっけ? そのいわんとする過ぎ去った時代の空気感は、 わからなくもない。だからといって、 トランプの白人至上主義がいいとも思えないけれど。
そんなことを考えていたら、 ここ日本の自然豊かな愛媛県今治市で、 政治問題に揺れる加計学園・獣医学部に対抗して、 今治市民が 「野間馬をまもろう!」と言い出した。 獣医学部の学生の実習用に 地域記念物で日本に60数頭しかいない 貴重な野間馬を使わせないでほしい、 野間馬をまもろう、というのだ。
この展開、そして公的文書に基づいた戦法といい、 まさにハイアセンが描いた「HOOT」(2002年)そのものだ。
「HOOT」では、 主人公の白人少年のパパがFBI勤務のエリートで、 たしか土壇場で公文書を丹念に調査して 大手食品会社の不正を暴いてくれたから、 メデタシなんだけど…… 現代アメリカの冒険小説で フロリダのアナホリフクロウが保護されたように、 ここ日本で「今治の野間馬」が保護されますよう、 と祈らずにはいられない。
HOOT カール ハイアセン@amazonJP より
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2010年8月1日 Yahoo!Geocities ジオログ開設
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