こちら、ドワーフ・プラネット

「福島子どもの本をひろめる会」の「幼な物語部会」で、
５月例会のレポーターを、担当予定。

テーマは、『龍の子太郎』（松谷みよ子作）を中心に、
世界中に分布する「３匹の魚」の神話・伝説を考える・・・

な～んて、大雑把な見通しで設定してしまいました。
「そろそろ準備しなくてはっ（汗）」
と、半日インターネットで、とりあえず検索・検索・・・

うわ～ん（涙）
テーマでかすぎた～！！！　。。（>_<）。。

モンゴルの神話では、３匹の魚は、天地を支える始原の柱。
３匹の魚が、大地を支えきれずに身をよじると、地震が起きる。
（おお、昨日の宮城沖の震度５は、お魚さんの仕業だったのか！）

メソポタミアの粘土板の、世界最古の物語中にも
「３匹の魚」が登場・・・ルガルバンダ王子に告げられた
女神の謎かけに、「神の池で遊ぶ３匹の魚のうち、
一番大きな魚を器に入れて、神にささげなさい」という言葉あり。
・・・でも、謎解きの部分は見つかっていない、とか。
最古の解答、どこかから出土してクダサイ。

ヒマラヤの口承物語にも、「３匹の魚」。
この魚は、三ツ星の女神の化身・・・ロマンティックだな～。

欧州では、「地の果ての井戸」に住む「３匹の魚」が、
「３つの生首」「３匹の金の魚」「森の奥の三人の小人」などの
類話を伴って、伝承されている・・・
「勧善懲悪」で恵みや災いをもたらす
「運命の分配者」的なその語られ方が、北欧神話の
「知恵の泉・運命の３女神」に通じる、という本格的な考察もあり。

日本にも、「三匹の魚」を食べて喉が乾き、川の水を暴飲して
「龍」に変身してしまった「八郎」の物語が・・・
↑このタイプの民話は、東北に分布し、
秋田の田沢湖の「辰子」伝説なども、同型のお話。

肝心の「信濃の小泉小太郎伝説（龍の子太郎の原話）」では、
小太郎のお母さんは元々が龍であり、正体をかくして、
お寺のお坊さんを毎夜たずねる、異類婚（へび婿）の一種。
「３匹の岩魚」を１人で食べた罰で「村娘が変身した」というのは、
「八郎」伝説を加味した、松谷みよ子さんの創作だった模様・・・
あらら、う～ん、ややこしい。

「貴重な食糧を、独占して食べる→龍になる」っていうのは、
むしろ戦中・戦後の、「昭和の食糧難の記憶」からの教訓だったり？

ちょっとパソコンで検索しただけで、
面白い「３匹の魚」が、ザクザク出てくるのは
ワクワク体験だね・・・でも
図書館で、資料を探してまとめるのは難儀な作業の予感・・・

３女神、知恵の泉、龍神、始原の怪魚・・・
幼な物語の『龍の子太郎』からは、大きく逸脱するような、
ファンタジーってことで、ザクッとまとめられそうな。
・・・頭の中を、３匹のお魚さんがチャプチャプ泳ぐ～♪

弥生の光の明るさと、
あっというまに雪空に変わる
気候変化の激しさに、
適応しきれず
ボ～ッと時が流れ、
ジオログ更新が止まった今日この頃・・・

パソコン開いたら、アクセスカウンターが
動いている・・・あれれ、
どなた様かに御心配おかけしましたでしょうか？
ｍ（_ _）ｍ
拙ブログに、御訪問ありがとうございます。
おかげさまで
たいした風邪もひかず、元気にしております。

先週のうちにパタパタと
コマかい用事が終わって、週末くた～っとなりましたが、
昨日のピアノのレッスンで
新課題の難易度に打ちのめされ、逆に気合いが戻りました、ハイ。

「曲集をめくってみて、楽譜が黒いな～って
　思いませんでしたか？（微笑）」
「楽譜が黒いってことは、♪が多いってことで、
　それだけ難しいってこと、なんですね～」
「弾けるまでには１年がかり！　だと思って、
　今から覚悟してくださ～い♪」

・・・ピアノの師には、たおやかな微笑みが似合う。
ミューズの愛のムチは、案外に厳しいカモしれない・・・

『シューベルト様の、即興ＯＰ１４２・Ｎo.３（５つの変奏曲）』

今後１年間の、苦闘が宣告されました・・・（泣）
初級のツェルニー３０番（中学・高校生のときサボッテたツケ）
と並行して、いきなり上級編の楽譜って・・・

♪好きなもんからは　逃げんじゃねーぞ♪
　　（by 『マジで感謝！』　Ｔ－Ｐistonz ＋ＫＭＣ）

そうなんだよな・・・逃げんじゃねーぞ、なんだよな～。
「小説と家庭とピアノと、３本柱ですね？（微笑×２）」
師の微笑みは、円堂守キャプテンに似て、
体育会系ガムシャラ・ガッツも、ずいぶん混じっている・・・