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ファンタジーや神話、子どもの本について等、

のんびり書き記したブログのアーカイブです。

 

月曜から日曜まで、『日常』は、太陽系の7惑星。

そのはざまに浮かぶ、『矮惑星』のような、

夢見がちな時間の記録として。

 

 

ホームページ「黎明のほのかな翼」

 

も、どうぞよろしく☆

 

 

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MONTHLY: 2010/12

 

 

TITLE: 光のしずく(その3)

CATEGORY: 「黎明のほのかな翼」日記 DATE: 12/28/2010 11:12:18




福島市では、駅前や
パセオ通り周辺の、
街路樹の冬期の
イルミネーションが、

『光のしずく』

という市民参加の
プロジェクトで行われています。

(出かけて写真を撮ろう!と思いつつ、
スカッと忘れてたり、寒さに負けてたり・・・)

2月のバレンタインの頃まで、
宵闇にキラキラ映える並木道が
楽しめます☆

パセオ通りの並木の一本ずつに、
福島在住の詩人・和合亮一さんの
詩のプレートが置かれていたり。

子ども達や市民の、願い事を記した
星型やしずく型のオーナメントが
通り沿いに、鈴なりに飾られていたり。

市民参加の温もりが伝わる、ロマンティックな企画、
『光のしずくプロジェクト』☆がんばリ~ヨ♪

また、「パセオ通り」の北寄りには、
『光のしずくパセオスペースⅡ』
(イベントショップ・・・というネーミングでいいのかな?)
「福島の若者たちが情報発信してますよ!」的な
スペースがありまして、
市民の手作りグッズ販売はじめ
「福島発」で唄い奏でるアーティストさん達が
コンサートを開いたり等、四季折々の企画を打っている模様・・・
イベントに出かけてみたい、と思いつつ
うっかりしてたり、慌ただしさに負けてたり・・・

『光のしずくパセオスペースⅡ』に隣接して
『信夫山ガイドセンター』も、開設されているので、
ファンタジーの資料集め等、本腰を入れて学びたいデス
・・・今年は手つかずだったので、来年こそは是非。

UPした写真は、『光のしずくパセオスペースⅡ』の
レンタルボックスに置いてある拙著・冊子など・・・
たまに売れたり、売れなかったり。
(こんな形の市民参加もあっていいんじゃないか、
と思って置かせて頂いてます♪ もし機会がありましたら
どうぞ、のぞいてみてやって下さいませ☆)



 

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TITLE: 冬のさなか春を待つ樹

CATEGORY: 神話雑記 DATE: 12/25/2010 22:52:45




樹木は、
炎の源になるので
太陽神・光明神と
同一視されました。
冬の太陽が
弱った力を回復し、
やがて来る春に
再生することを願い、
さまざまな祭祀や
儀礼が、古代から
とりおこなわれてきた
のだそうです。

長い夜や雪を越えるために、
必ず訪れる春の陽光を信じ、待ち望む・・・
そんな
昔々から連綿と続く「祈りの形」が、
クリスマス・ツリーに輝く、金の星や玉飾りにも
映し出されているのかな・・・

今夜はしんしんと雪が舞い、福島市も雪化粧・・・
本格的な冬の到来です。

フレイザーの『金枝篇』が、読み進められない。
来年の宿題に、持ち越し・・・
冬ごもりの間に読んでいこう、春を待ちながら。



 

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TITLE: いちおう料理もしてます・・・

CATEGORY: 徒然記 DATE: 12/25/2010 15:46:10




我が家のイブは、
「鶏肉の照り焼きと
シチュー&サラダ」が、
(とくに理由はなく)
定番メニュー・・・
だったハズなのですが。

15年以上続けた日には
自分自身がすっかり飽きてしまい、
ここ2・3年は
「何故チキンにこだわるのか?」
と、ささやかな変革を求め
(ニュータイプ思想の影響ではありません・・・)
イブに、エビフライ(名古屋人)だったり。

今年は、牛サイコロステーキと
ジャガイモのニョッキ&ツイストマカロニ入りの
クリームシチューでした。
シチューにも牛肉のつけ合わせにも
ワサビ菜をバサッと放り込み・・・

高校生の娘には、日頃から
「名前のある料理をつくってよ」と言われ・・・
料理は
「煮るか焼くか炒めるか」
「しょう油か味噌(赤・白・豆etc)かコンソメか」
「クリーム系かトマト系か、あ、カレー味もあるね♪」
毎回ノリで作るので、決まったレシピがありません。

主婦同士の、熱い料理談義には
尊敬をもって耳を傾けるのみ・・・ってことが
日頃から多いなぁ・・・
・・・でも、いちおう料理もしてます(たぶん)。

クリスマス定番のアレ=ケーキにクリーム&イチゴを乗せて
ローソク立ててフーッ☆はいカメラでパシャリ!
も、いちおう毎年やってます・・・
今年は、そろそろ息子もノッテこないので、デコレーションも
ほぼ自分でやっちゃったり。

(ああ、もし生まれ変われるなら、
今度は男の子に・・・と、たま~に思うことがある)
ケーキ? ごめん、甘いの苦手なんだ・・・とか言って
年中ブラックコーヒー(妄想)
どこのハードボイルド探偵やねん・・・
そして、ゼッタイゼッタイ
少年探偵団で、サンタクロースを追跡するんだ♪




 

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TITLE: メリー・クリスマス☆

CATEGORY: メルヘン雑記 DATE: 12/24/2010 09:35:06




クリスマス・イブ。
キリスト教徒じゃないのに
・・・なんてことは
ど~でもいいのです。

母方の祖母が
亡くなったとき、
「形見の聖書」を
もらったので、
パラパラ読んではみたけれど・・・
(分厚スギテ、全然読破ムリ)
(@。@)/~☆
そして若き日にカトリック教徒
であったはずの祖母は、
仏教(禅宗)のお寺で、いま供養されている・・・
(父と子と精霊の御名において、アーメン・・・なんて
 子どもに、お祈りの仕方を教えてくれたのは、バアチャン、
 何を思ってだったんだろう? 信じてない、とか言いながらサ)

うん、ど~でもいい、コマかいことは☆

大切なことは、
冬至を過ぎた太陽が、これから、とてもゆっくり
春に向かって再生していく・・・ってこと。

今が一番夜が長くて、暗い季節ですよ、
みんなで無事に、長い冬を越えようね♪

っていうお祭り、それでOK!

このブログを訪れて下さった方にも、
どうか
イブのあたたかな夜と、
クリスマスの明るい朝が訪れますように☆

UPした妖精さんは、切り紙と色鉛筆で・・・
8月ブログの
「子守歌3」に使った写真の、別バージョンです・・・(^。^)
(・・・微妙に、葉がクリスマス仕様?
ホイップクリームに飾ったヒイラギっぽい♪)



 

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TITLE: 世界の伝記NEXT 『宮沢賢治』 (集英社版・学習漫画)

CATEGORY: 読書メモ DATE: 12/21/2010 13:08:25

うわ~い、来たー!! という一冊。

集英社版・学習漫画 世界の伝記NEXT
『銀河鉄道で星空を旅したファンタジー作家 宮沢賢治』
             (2010.10.10 第1刷 集英社発行)

シナリオ「三上修平」、解説「齋藤孝」
そして
漫画は「柊ゆたか」さん、編集は「ウェルテ」。

「柊ゆたか」さん&「ウェルテ」といえば、
(拙著 『黎明のほのかな翼』 の出版で、私もお世話になった)
新進気鋭の絵描きさん&出版社さん!

賢治だ~☆
銀河鉄道だ~☆
学習漫画だ~☆

図書ボランティアの予算で、是非、我が子の小学校にも一冊!
というオススメ本が、来た~♪ (^。^)/~☆

内容がとても良いです。クリスマスプレゼントにぴったり、かも。
(自分に御縁があった方々の仕事だから、というわけでは
けっしてなく・・・)まず第一に、
「風の又三郎」を、ナビゲーターとして登場させ
「かれは童話の国からの転校生でした。」
と紹介するシナリオが、秀逸・・・

銀河鉄道とアインシュタインを絡ませたり、
ジョバンニの切符の文字が、相対性理論の公式だったり・・・
本書独自の工夫が凝らされ、
大きな広がりを持つ賢治のファンタジー世界の特徴を、
簡潔な学習マンガの中でよく捉えています。
そして、
挫折も多かったけれども、夢を抱き続けた賢治の人生と
時を経て21世紀にますます輝く作品群とを
子ども達にも親しみやすく、共感を込めて紹介してあります。

表紙絵の賢治さんの、キラキラした瞳と「ガサガサした手」。
「柊ゆたか」さんの、ちょっと萌え混じりな絵が、新鮮・・・

賢治童話って。
まるで風の又三郎が「チビ009」で、双子の星が「猫耳」だったり
偶然、セロ弾きのゴーシュが「大人になった吹雪士郎くん」で
ジョバンニが「バンダナをはずした内気な円堂守」に似ていようと。
たとえ何が起きようとも、賢治童話なんだなぁ・・・(奥が深い)

え?・・・と、とにもかくにも。

教科書で勉強するのとは、一味も二味も違う
いきいきと魅力的な宮沢賢治像を、この本と出会った子ども達が
思い描いてくれそうな・・・そんな気がする一冊です。



 

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TITLE: 全天周プラネタリウム『銀河鉄道の夜』  KAGAYA作

CATEGORY: 読書メモ DATE: 12/20/2010 14:12:07

福島市 子どもの夢を育む施設「こむこむ」
2010・2011冬
(11月~2月) プラネタリウムで投影中

今年度もこの作品が投影されて、とてもうれしい!
全天周プラネタリウム・CGファインアート

『銀河鉄道の夜』 制作:KAGAYA

2・3年前に「こむこむ」で、制作者カガヤさんのアート展と
講演会が行われて以来、定番プログラムとして人気な模様・・・

講演会でのカガヤさんは、茶目っ気と情熱をまとった夢追い人。

南極に日蝕を観に行ったり
(南極の氷で、かき氷を食べるという夢をかなえたり)
福島県浄土平でも、少年の頃から天体観測していたり
(賢治の銀河鉄道の世界が、子どもの頃から大好きだったり)

CG作品として銀河鉄道の世界を再現するために
愛知県「明治村」のミニSL(蒸気機関車)に
何度も何度も乗って、運転手さんに
「物好きだね~」と声をかけられたことなど・・・

どんなに星空や賢治の『銀河鉄道の夜』が大好きで、
プラネタリウム作品として完成させたかったか、その想いが
ひしひしと伝わるお話をして下さり、
「作品も素敵だけど、制作者も素敵だ☆講演を聴いてよかった」
と、鮮やかな印象を残したのでした。

初めて観たときから、この作品のとりこになった私は、
もう15回近く(7回目以降、数えなくなった・・・)
プラネタリウムで鑑賞。
今年も観ました、この冬も、やっぱり何度か通うつもり・・・
(一回300円♪すごく有難い・・・こむこむ、ありがとう)

何度みても、ジ~ンとくる。
何度みても、幸せを感じる・・・こんな世界に出会えてよかった、
賢治ワールドが、こんな風に表現されて、素晴らしい技術と
子どものための施設に支えられて・・・賢治さんがもし
この美しい幻燈会を知ったなら、どんなに喜ぶだろうか・・・

カガヤさんの講演の後、サイン会の行列に並び、
「賢治の世界をこんなに美しく描いた作品に出会えた、
現代に生まれて良かった、と思います」
と、思わずお声をかけてしまいました。
すると、カガヤさんはニッコリ。
「ボクも現代に生まれて良かった、と思います。
 CG(コンピュータ・グラフィック)の技術があってこそ
 表現できた世界で、こうして多くの方に想いを伝えられるから」
と・・・

カガヤさんの弟である、加賀谷玲さんの音楽が、これまた
お兄さんのCGアートに見事に調和しています。
(25年以上前に発表された、細野晴臣さんの『銀河鉄道の夜』も
 とても魅力的ですが)

疲れたときや、童話モードに入れないとき(ふぅの世界、とか)
加賀谷玲さんの『銀河鉄道の夜』のCDを聴きます・・・
ガラスの鈴が鳴るような、
透明な風が吹きすぎるような、とても優しい音の世界。

コンピューターの描く美術や、奏でる音楽だって
美しいものは美しい・・・人の想いが感じられるならば。
賢治さんは、科学と芸術の融合した、こんな世界観を
まだ見ぬ未来に、夢見ていたのかもしれない・・・
夢と夢が反響しあって、新しい表現世界を拓いていく。

賢治さんは、「ひかりはたもち その電燈は失われ」
って書いていたっけ・・・



 

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TITLE: 「ふぅのちいさな旅」 公開中 (ブクログ)

CATEGORY: 「ふぅのちいさな旅」日記 DATE: 12/19/2010 16:31:35

山川印刷さんのフリーペーパーで連載中の
「ふぅのちいさな旅」
第4話までが、「ブクログ」というサイトで
公開されています。

(紙に印刷された質感も好きなのですが)
デジタル的な透明感のある画面で、
齋藤ナオさんの素敵な絵をご覧いただけますので
お時間ありましたら、どうぞ、のぞいてみて下さい↓

p.booklog.jp/book/4025
ふぅのちいさな旅 yamakawa-p|ブクログのパブー

「ふぅのちいさな旅」というタイトルで、
グーグルやヤフーからの検索も可能です。

(もしかして↑
 「童話作家になりたい」という幼い頃からの
 夢がかなっているのかな・・・こんな不思議な形で。

 キロロの♪「生きてこそ」のフレーズが、胸に去来・・・)



 

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TITLE: ふぅのちいさな旅  第4話

CATEGORY: 「ふぅのちいさな旅」日記 DATE: 12/13/2010 13:55:24

山川印刷さんが発行しているフリーペーパー
「元気ッズ!ふくしま」冬号に
「ふぅのちいさな旅 第4話」が掲載されました。

「元気ッズ!編集部」様には
いつも大変お世話になっています・・・

今号も、齋藤ナオさんの絵にドキドキ。
息子の小学校から配布された冊子☆ 
ページを開いたとたんに
ふわっと深い色に包まれるように、魅了されてしまいました。

どこか切ないのに、その温もりにホッとする
齋藤ナオさんの不思議な絵画世界。その空気感に
調和できるような文章を・・・と
手さぐりしながら、短編を書かせて頂き、
(これでOKかな~? と、いつも迷いつつ)
とても良い経験に恵まれた、この一年でした。m(_ _)m

「ふぅ」という大切なキャラクターを預かり、
小鳥が卵を温めるように、イメージをふくらませたこと。
原稿用紙1~2枚のストーリーの連続で、
5話完結というワク。平仮名の多い文体での表現・・・

書くことよりも、「イメージを温める」ことに重点が置かれた
スローステップの作業・・・書き手ひとりでは
知ることのなかった出会いと、あたらしい表現世界。

ちいさな物語は、
とてもたくさんのことを、私に教えてくれました。
(5話目も、元気ッズ!さん的に、大体あれでOKなのかな、
と・・・少しホッとし始めている)
誌上では、まだ完結していないのですが、
ひと足早く「ありがとう・・・」

物語を書かせ、応援して下さった出会いのすべてと、
ふうの物語を読んでくださった方に「ありがとう・・・」

雪まじりの雨が降る、この年の暮れに
一年分の感謝の言葉を・・・m(_ _)m



 

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TITLE: 光のしずく (その2)

CATEGORY: ポエム&童話 DATE: 12/07/2010 11:13:10




雪の白さ、
夕焼けの炎、
星空の冷気、
天空のさざめき、
夢のまどい・・・
行き交う人はみな
ちいさな光を抱いて
世界の中で
一点(ピリオド)を
打つ。

風はどこから?
亡き人の記憶のとどまる
時の彼方から・・・

風はどこへ?
黄金の雲の峰湧く
地平線の果てるところ・・・

ちいさな光のしずく、
流れあう線が、いつしか
届くこともあると聞く。
銀河の果てへの
はるかな便り、
重力の風をこえて・・・



 

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TITLE: 光のしずく (その1)

CATEGORY: ポエム&童話 DATE: 12/07/2010 10:49:09

その人は黙々と、大きな大きな暗幕を
針で突いて、小さな小さな穴を
幾つも幾つも
静かに連ねていきました。
髪は真っ白、指はゴツゴツ曲がって
いつからそうして針を握っていたのか
その人以外、誰も知りません。

その人は立ち上がり、
暗幕のマントを自分の体に
すっぽりかぶせました。
初めはただ黒いひだが、煙のように
山のように重なっているだけでした。
やがて・・・小さな小さな
無数の光のしずくが
黒いひだの向こうから静かにかがやき始め、
ふしぎな形が浮かび上がりました。

光のしずくが描く、その形を
翼を広げて飛ぶ大鳥だという人もあれば、
ゆったりうねって流れる河に似ていると
いう人もいました。
手をつなぎ踊る人々
銀のしぶきをあげる波頭のようだとも・・・

色々な人が、光のしずくを指さして
それぞれまるきり違う物語を語りました。
それぞれまるきり違う物語を語る人たちに
ただ一つ、とてもよく似ていることがありました。
光を指さし、光について語りたくて
たまらなくなるということです。

物語を語る人たちは、たとえ世を去っても
また新しく現れて、次から次へと
とだえることがありません。
暗幕をすっぽりかぶって姿をかくした
白髪の静かな人は
再び暗幕のなかから出てくることはなく、
ただ漏れてくる光から、その人がいて
明かりのように輝いていることが
知らされるばかり・・・

その人が本当は誰で、
何を語りたかったのか
暗幕の向こうにかくれた世界を知ることは
その人の他、誰にも出来ないのですから・・・

ただ夢見ることによって
伝わる何かがあるばかり。



 

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TITLE: 今年のカレンダーが、あと一枚だけ・・・

CATEGORY: 徒然記 DATE: 12/05/2010 18:31:04




先週は、
子供会の餅つき大会が無事終わり、
小学校の
図書ボランティアの
朝の読み聞かせ
(2学期分)
が終わり、
v(^。^)/~☆
子供会役員の
お母様方とのランチ&
図書ボランティアの
皆様方とのランチで
2学期の活動・
打ち上げ完了☆
(今後の
宅飲みパーティの
お約束まで決定!)

子供会ランチでも、図書ボラのランチでも
「もうすぐ卒業だね~」
「役員やっと終わるね~」
と、お声をかけて頂き☆(お、早く出てけってか♪)
「うれしそうだね~」☆(あ、バレてるよ・・・♪)

いやはや、行事だらけの
この秋を乗り越えられるのか、胸がド・キ・ド・キ
弱気だった昨日とは、でも、サヨウナラ~♪ 
ちょっと寂しいけれど、サヨウナラ~♪
新しい日々へと、旅立つのデスゥ・・・♪

・・・あらら、少々はしゃぎ過ぎ。
葛根湯の副作用かな?
週末、風邪気味で自宅に引きこもり中なのだけれど、
なんだか糸の切れたタコ状態・・・
来週末の、子供会の廃品回収が終われば、
地域の行事も一段落。
クリスマスツリーを飾って、年賀状を書いて、
お歳暮を送って、息子の中学校の制服を注文して・・・

家族そろって、健康に年を越せますように。
あと一枚だけ残っている今年のカレンダーを眺めて、
そんなことを思ったり。

来年は、どんな年になるのかな・・・
これまで、ずっと「子供会やPTAの役員があるから」
「下の子がまだ小学生だから」と、
いろいろな「今は出来ないこと」の理由(言い訳)にしてきた。
実際、ほんとに無理は出来ないから、仕方ないと思ってきた。

だけど来春、「子供会やPTAの役員」から足を洗って、
すぐに「今まで書きたいと思っていたのに手をつけられなかった」
ファンタジー長編に取り組めるだろうか、自分・・・
(子ども文化や児童文学に関心を持つ者にとっては、
「実地の体験」である小学校との、地縁的なつながりが途切れた、
その先に何を見出せるかが、ほんとの実力・・・)

すぐにメキメキとピアノが上達するだろうか、自分・・・
(お子様ランチ的世界観に安住しないで、コツコツ深く
表現を追求できるか否か、ファンタジーの質が問われるのかも)

どっちみちボランティアも物書きも、半社会人みたいな
中途半端な立ち位置に、変わりはないし。
どこか甘えていないかな、自分・・・
(でも、今のところ、これが精一杯な気がする)

あと一枚残ったカレンダーの、一日ずつを大切に過ごして
次のステップを探していきたい・・・



 

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