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ファンタジーや神話、子どもの本について等、

のんびり書き記したブログのアーカイブです。

 

月曜から日曜まで、『日常』は、太陽系の7惑星。

そのはざまに浮かぶ、『矮惑星』のような、

夢見がちな時間の記録として。

 

 

ホームページ「黎明のほのかな翼」

 

も、どうぞよろしく☆

 

 

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MONTHLY: 2010/11

 

 

TITLE: (考察)イナズマイレブン・吹雪士郎くん(その6)

CATEGORY: (考察) 吹雪士郎くん DATE: 11/28/2010 01:52:53




( アニメ『脅威の侵略者編』 を中心にして)
・・・雪原の皇子(プリンス)・・・

久しぶりに、
 吹雪くん☆
アニメに登場した
 ばかりの
 無邪気な笑顔・・・

ニコッと
 優しげな微笑みと
「よろしくね!」
 の一言で
世界中と握手
 できそうな
  王子様・・・
   かと思いきや

『脅威の侵略者編』を通じて
ヘビィな心理劇を独演する
「ハムレット君」だったとは。

王子様って、メルヘンタッチな
おとぎの国の世継ぎばかりとは、
限らないもんね・・・

北の国の悩める若き勇者、
本音を語らない、複雑な性格、
毒舌だったり軽口をたたいたり、
とても魅力的になれるのに
他人を寄せつけない、クールな雰囲気・・・

もし吹雪くんが役者だったら、
士郎とアツヤの、ふたつの表情を使い分けて
プリンス・ハムレットを演じてほしいナ~
きっと似合うと思うんだけれど。

・・・でも、複雑すぎる吹雪くんよりも、
やっぱり、おっとり笑顔の吹雪くんが素敵・・・

アツヤの人格を統合した、現在進行形の
ポジティブ吹雪くんが、
すくすく成長して、元気に活躍する展開を
祈っています♪



 

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TITLE: 『ハムレット』 

CATEGORY: 読書メモ DATE: 11/27/2010 00:00:00



『ハムレット』

(シェイクスピア 作
 福田恆存 訳
 新潮文庫
 昭和42年9月25日発行
 昭和60年5月15日 37刷)

・・・何千の命、何万の命をつぎこもうと、
この藁(わら)しべほどの問題、
とうてい解決できっこないのだ!
富み栄え、平和に倦(あ)きれば、
かならずこのような
腫物(はれもの)に
とりつかれる。
外からはなにも見えないが、
中はすっかり膿(う)みただれていて、
こうして人は命を落すのだ・・・

・・・二万のつわものが、
幻同然の名誉のために、まるで
自分のねぐらにでも急ぐように、
墓場に向って行進をつづけている。
その、やつらのねらう小っぽけな土地は、
あれだけの大軍を動かす余地もあるまい。
戦死者を埋める墓地にもなるまい・・・(ハムレット)

 (15・第4幕 第4場  p.132 より)

亡き父王の復讐のために、やがては命を落とす運命の王子。
引用したのは、故国デンマークを離れたハムレットが、
出陣する隣国ノルウェーの軍隊を、
行きずりの旅人の目で眺めたセリフです。
暗い結末に向かう自身の運命をも、自嘲気味に重ね合わせた
「無益な争いへの、強烈な皮肉」が、とても印象的です・・・

古典って面白い・・・音楽も文学もそうですが、
混沌とした現代を、照らしてくれるのは、積み重ねられてきた
先人の言葉や知恵、そこに込められた「想い」なのかもしれないナ
と、ちょっと真面目に考えたり。

イラストは、息子が6年前(幼稚園の頃)に描いた落書き、より。




ハムレット (新潮文庫) ウィリアム シェイクスピア@amazonJP

 

 

 

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TITLE: 荒れ野の童話

CATEGORY: ポエム&童話 DATE: 11/26/2010 12:30:23

ひとりの旅人が、荒れ野の一軒宿に、たどり着きました。

旅人が戸をたたくと、満面の笑みを浮かべた男が
「ようこそ」と、迎え入れてくれました。
「私は、この宿の主人です。
 ここを見つけたということは、あなたも・・・」
主人は、謎めいた目で、旅人を見ました。
「この宿は、すこし変わっていますよ。それでよければ
 さあ、どうぞ」

宿の主人は、言いました。
「ここにいる間、宿賃は要りません。
 食事も、お風呂も、寝台つきのお部屋もあります。
 ただし、約束してください。
 毎日、決まった場所で働くこと。
 仕事場へは、専用の馬車で、
 この宿の者が、朝夕に送り迎えいたします。それから・・・

 あなたは、自分がこの宿の客であることを、
 人々に話してはいけません」

荒れ野の一軒宿は、つみびと専用の宿でした。

旅人は、これまで来た道を忘れ、生き直したいと願っていました。
案内された仕事場で、旅人は、毎日働きました。
けれども、仕事仲間に
「あの馬車は、どこからやって来るのか」
と尋ねられるたび、それが「つみびと専用の馬車」であるとは
答えられず、いつしか心は重くなるばかり。

罪を忘れて生き直すことは出来ない。ただ
罪を背負って生き続けることが、出来るだけなのだ・・・

旅人は、宿屋に別れを告げて
荒れ野に旅立ちました。
来た道をふり返ると、いちめんの枯れ草を風がゆらすばかり。
少し先には、ぼんやりと霧がかかって、
あの宿がどこにあったのか、影すらも見えなくなっていました。
旅人は、また、歩き出しました。
とぼとぼと・・・足元の影法師を、道連れに。

やがて、霧の中に旅人の影が消えました。
(・・・風が伝えてくれた、荒れ野の一軒宿の、消息です)



 

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TITLE: シューマン 『詩人の恋』

CATEGORY: メルヘン雑記 DATE: 11/24/2010 00:00:00




11月23日 
  夕6時30分~ 
福島県文化センター 小ホールにて

『シューマン生誕
  200年を記念して
室内楽コンサート』

バリトン:菅谷公博 ピアノ :結城奈央

~プログラム~
シューマン:詩人の恋
ブラームス:2つのラプソディー 他

♪出かけて参りました・・・夫と息子と3人で。

ピアニストの結城奈央さんは、な、なんと息子と私のピアノの
先生のお嬢様なのですが、才能ほとばしるミューズの申し子。
先頃のブラームス国際コンクール(オーストリア)ピアノ部門で
日本人初の第1位優勝・・・す、すごすぎる☆
アクティブな笑顔がとても魅力的な、若き芸術家なのです。

奈央さんのピアノと、息もぴったりで
素晴らしいバリトンを響かせ、ホールを魅了した菅谷さん。
最初から最後までドイツ語だったのですが、
シューマン『詩人の恋』、そのロマンティックな雰囲気に
包まれて、幸せなひとときを過ごした夜でした・・・

シューマンっていえば、トロイメライが有名で、
童話『セロ弾きのゴーシュ』の中にも、曲名が使われているけど、
宮澤賢治も、シューマンが好きだったのかな?
音楽は、言葉も国境も、時代さえも越えてしまう・・・

ところが一夜明けて、朝刊の大見出しにビックリ。
韓国と北朝鮮が、市民を巻き添えに、砲撃戦とは・・・
夫も私も、コンサートから帰宅後はテレビをつけなかったので、
世間を揺るがす軍事的な大事件を知らずに、
シューマンの余韻にひたっていたのでした。

平安は、はかない花や恋を歌う調べに宿るもの・・・ナノカ。

そういえば、「雨の少年神」。改めて読むと、キナ臭い。
なにゆえブログに・・・原案は以前から持っていたのですが、
ふいに思いついて、ざくざく原案をカットしながら
書き込みたくなった・・・時代の圧迫感のようなものが
そうさせたのでしょうか。偶然ながら、ちょっとドッキリ・・・
あ、劇場版ダブルオーのせいかな?





 

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TITLE: 雨の少年神

CATEGORY: ポエム&童話 DATE: 11/23/2010 01:22:10

終末に訪れる天使。
海と空との化身。

神(デーヴァ)は、悪魔(デヴィル)へと
いつしか易々と入れ替わる。
それゆえ名は重要ではない、ゆるぎないものは
彼の呼ぶ嵐。

彼は嵐の精・・・
電光の矢を放つ破壊者。
純白の古代の衣装は、
すでにウランやプルトニウムで
汚染されている。

雨の少年神は、時の門番となった。
うれいに満ちて、
原子雲の炎を宿した街を
忘れ川の水底に
封印しようとするけれど、
少年の服はいつまでも黒く汚れたままだ・・・
みだれた髪から潮の雫をぽとぽと落とし
記憶の土砂降りに打たれ、たたずむ。

喪服に身を包んだ彼が、
黄泉の水門で番人となって久しい。

天を裂くモンスーン、
波立ち渦巻く少年の髪、
修羅の記憶の中で
炎上した街は変容する。
変容する、ひとりの少女の面影
ひとひら舞う雪花片へと。

あめゆきとってきてください・・・



 

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TITLE: こっそり教えて 黒板が闇に呑まれる前に

CATEGORY: ポエム&童話 DATE: 11/23/2010 00:30:31

こっそり教えて
黒板が闇に呑まれる前に
ナイショ話をしようよ

君たち ね
なぜ となりの席の子と
プロフィール帳や
授業中のカードを
交換しあうの

あんなにおしゃべりなのに
かんじんな言葉は
ひとつも言えないで
水色や桃色のメモ用紙に
悪口やら「なかよくしてね」の挨拶やら

ページのすきまに ラブレター挟んだまま
ブックオフに売られた ゆかいな読み物
教室で 四六時中いっしょにいるけど
空回りしたり こんがらがったり

いつから君たち
そんなにヤヤコシク なったのかな
このあいだまで ミミズを突っついたり
タンポポをインコのお墓にそなえたり してたのに

今日は雨
カン蹴りのカンのかわりに
アニメのキャラクターけとばしながら
鬼ごっこの鬼 どこに見失ったのかな
かくれんぼの迷子
もう出てこられないのかな

窓を伝わるしずく模様の迷路
指でたどりながら 探してる
おーい・・・


(群馬で亡くなった12才の少女の報道に接し、ふと・・・)



 

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TITLE: 劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)

CATEGORY: アニメ・まんが雑記 DATE: 11/21/2010 02:36:06

ようやく観てきました、劇場版ダブルオー。

テレビアニメの最終回から1年半待ち、
劇場公開されても地元での上映が一ヶ月遅れ・・・
福島公開を待つ間に、酷評を含む賛否両論のレビューを目にして
「観ないほうがいいかな?」
と迷いました・・・でも、
打ち切られる前にスクリーンに足を運び、やっぱり良かった☆

テレビ版はストーリー性に富み、どうやって結末をつけるのか
毎回楽しみに観ていたので、劇場版も期待していました。
特に、水島精二監督の前作
『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』
が面白かったので、水島監督がどのようなガンダムを描くのか、
とても興味深く、注目していました。

で、「駄作」を覚悟で、実際に観てきて・・・

あれ? ラストいいじゃん・・・
全然OK むしろ共感した、宇宙に咲く花、きれいだよ。

刹那、映画になったら、自分の人生を振り返るべ?
テロ組織に洗脳されて親殺しの罪しょってるし、
少年ゲリラ兵だったし、世界の敵もやっちゃってるし。
ロックオンの彼女(アニュー)も手にかけてるし、
普通に考えたら、ハッピーエンドあり得ないべ?
マリナ様とラブラブなんて、
(刹那の気持ち的にも)許されないべ?

形はどうあれ、刹那の自己犠牲的な退場しか、映画の結末は
あり得ない・・・ヴェーダ・ティエリアが伴走者になるだろう、
と予感しておりましたので、
水島ガンダムの結末には、納得・・・というより
あ~これは優しいな、と。寓話OK、メルヘン歓迎。

深い夢の中で、自分の過去を振り返り、
血に濡れた手を見て、苦しんだり。
この世にいない戦友の幻と再開し、ほっと安堵の笑みを浮かべたり。
やっぱり生きているのが辛かったんだ・・・と
当たり前の心情が、やっと描かれた刹那さん。
アニメとはいえ、無残で過酷な生を背負わされた青年だな(涙)

刹那が、望む平和を得るために、
武器よりも対話を選ぶのは、自然な流れ・・・
「単純なことなんだ」
という、目覚めた刹那のセリフが好きだ。インドの詩人タゴールが、
「幸福とは、いたって単純なものである」
と詠った、「黄金の舟」の詩句を思い出した・・・

『シャンバラを征く者』が、水島版『天空の城』だとしたら、
『劇場版ダブルオー』は、水島版『ナウシカ』なのかも・・・
なんだかエルスが、押し寄せるオウムの大群に重なって見えた。

金色の草原は、宇宙の黄色い花。青き衣の救い主は、イノベイター。
その者、輝く白き騎士となりて、花満てる野に降り立つべし。
子ども達、よく見ておくれ、盲いた婆の目にかわって・・・
SFというより、寓話・メルヘン的結末。
ナウシカが絶賛されたのに対し、賛否が分かれているダブルオー。
(よく似た結末だと思うのですが・・・はるか昔、
初めて劇場で「ナウシカ」を観たとき、キョトンとなって
美しい結末だけど唐突で理解できない、と思ったんだよな~自分)

とはいえ、2時間は長い。
特に、めまぐるしい戦闘シーンは苦手なので、それが
劇場に足を運ぶのをためらった、大きな理由だった。
ロボ物の文法だから、仕方ないんだけれど・・・
疲れたら寝ようと思ってたのに、両脇の席がきっちり埋まった状態。
グターッと観ることが出来ず、くたびれました(笑)




 

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TITLE: アクセス・カウンター

CATEGORY: (考察) 吹雪士郎くん DATE: 11/20/2010 10:31:18

ジオログを書き始めて、3か月半。
せっかく備わっている機能なら使ってみるべし、と
10月から、アクセス・カウンターを設定しました。

そうしたら、自分以外にアクセスして下さる方が
毎日いらっしゃる☆ と、とても励みになり、
三日坊主で投げ出さず、ちょこちょこ更新できました。

拙ブログを御覧下さいまして、ありがとうございます。 m(_ _)m
また、コメントをお寄せ下さり、ありがとうございます。m(_ _)m

カウンター設置して、面白いこともありました。

10日ほど前、一晩で30件ものアクセスがあって
とても驚きました・・・水曜の夜の怪?
これは、その理由の想像・・・
「考察・吹雪士郎くん」という記事を続けて書き、
グーグルの「吹雪士郎」で検索すると、しばらくその記事が
1ページ目に表示されていたことがありました。
アクセス数が増えたのは、この時期に一致。
水曜の夜に放送されるアニメ「イナズマイレブン」を観たファンが、
見慣れない「吹雪士郎」ブログに、アクセスしてくれたのかな・・・

一瞬、邪念がよぎりまして
「そうか、人気キャラについて長文ブログを書き続ければ、
不特定多数の読者に、喜んでもらえる内容になるのか・・・」
「このまま、吹雪士郎くんブログにしてしまおうか」
と思ったのですが、軌道修正・・・

既成作品のキャラについて語ったり、詩っぽいものを書くのは、
とても楽しく、イメージがふくらみ、いつまでも
その世界で遊んでいたい・・・竜宮城の浦島太郎みたいに。

でも、それは誰かが夜も寝ないで、苦労して創り上げた世界・・・

ファンタジーや童話の創作を、あきらめないのならば、
やっぱり自分の日々の暮らし、そこで感じて考えることの中から、
言葉を探していくことが、今、足元にある道なんだろうな。

と、思い直し、仕切り直し。
「イナズマイレブン・吹雪士郎ブログ」の方向は、やっぱヤメトク。
(でも、アニメやゲームの2次創作に打ち込む人々の気持ちが、
ちょっとわかった気がする・・・)

今週は、「ふぅのちいさな旅」の5話目まで、(一応)書いて
山川印刷さんに送付・・・ブログがお留守になりました。
ほんとに短いストーリーでも、すらっとは書けない自分・・・
一歩ずつなんだ、きっと。
弾けないピアノを練習するのと、同じことなんだと思う。



 

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TITLE: 湧き水

CATEGORY: メルヘン雑記 DATE: 11/12/2010 01:28:57

子供会の新入会員さんの家に、手紙の配布に出かけました。

「ほれ、あのT字路の突き当たりの、湧き水のそばの家だ・・・」
と、育成会会長さんが、いくら説明して下さっても
「湧き水? え・え~と・・・スミマセン、わかりません」状態。
ここに住んで9年目、まだまだ全然ヨソ者だな~と実感。
地元の方にとっては、「信夫山のふもとの湧き水」の場所は、
きっと昔からの大切な目印だったと思うのです。

アスファルトで舗装された道しか歩かない自分の、
目に映る世界は、きっと、とても浅くて狭い範囲・・・
その一歩、外側に、静かに広がる伝承の世界が、
すぐ身近にリアルに存在している・・・そんな気がしてならない。

育成会会長のおじいちゃんが、プリントアウトした地図に
マーカーで印をつけて
「この家だ」
と教えて下さったので、地図を頼りに出かけてみました。
我が家のすぐ御近所、いつも歩いている舗装された道。
そこを一本奥に入った小道・・・秋の色に染まった草木や
古びたお地蔵様が、なんだか別の世界のよう。
そして、ほんとに湧き水が・・・きちんと囲いがされていて
由緒書きの看板も立てられていました。
知らなかった、こんな景色・・・

水辺の妖精の物語を、書いてみたい。
信夫山には、「なかんじょ池の婆」の伝説があり、
「あずき洗い妖怪」として不気味に語られているのですが・・・

あずきの赤は、本来は神聖な色のはず。
古くは水辺を守る、土着の女神的な精霊が
後世になって妖怪に堕ちた姿が、「あずき洗い」なのでは?
そんな夢想を、織り込んだファンタジーを
いつか書こうと思いつつ、手がつけられないでいる・・・

今年は紅葉が遅いのか、最近ようやく
赤や黄に染まった、美しい街路樹を目にすることが。
冷たい空気の中を歩くと
秋の深まりを感じます・・・じいちゃん、地図、ありがとう。

週末は、小学校のバザーと、子供会の廃品回収。
秋の行事も半ばを過ぎ、今月末の「餅つき大会」がハイライト。
あと一息、小学校・地域の行事も、そろそろラストスパート・・・
ゆるやかに、でも慌ただしく、ときが過ぎていく。

どうしたら、いつも童話モードに入っていられるのだろう?
素材に囲まれて暮らしているのに・・・



 

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TITLE: 小フーガト短調(バッハ)

CATEGORY: メルヘン雑記 DATE: 11/09/2010 13:31:01

土曜の夜、ピアノ発表会がなんとか終わり、脱力・・・
ショパン様、ごめんない・・・(ショボ~ン)
美しいはずのノクターンを(ショボ~ン×無限大)
この手で、壊してしまいました~(中2病を発症)

デジカメ録音した曲を、傷口に塩をすりこむように何度も再生。
ふだんは間違えない箇所で、変な和音・・・止まってしまい、
どこを弾いていたか混乱して、前にもどって弾き直し・・・
ラスト1ページ、なぜか旋律が途切れて、あれ?ここはどこ?
また前にもどって弾き直し・・・

練習のときには全然OKのところで、いきなりつっかえるって。
緊張のあまり、集中力が尽きた・・・のか。
指は震える、ペダルを踏む足は重い、ライトで頬は火照る、
客席の咳ばらいでハッとする・・・いやもう、なんでこんなに
小心者なんだべか(泣)

いつも失敗していた最後の難所を、開き直って弾けたことだけ
心の救いだったりする。
「カンッ・パネル・ラァ・・・ーー!!!」
って絶叫するジョバンニと、夢から覚めて見上げる銀河、暗い川面。
キラッとよぎる流星、星空のもと立ちつくす少年。
緊張がほどけて、これで最後、という解放感とともに、
イメージどおりに指が動きました・・・
(ショパンのノクターン2番って、そんな情景がピタッとはまる)

ピアノ、難しいな・・・ピアニストさんを心から尊敬いたします。

高校生の娘は、録画を見て
「負けてるじゃん、麻生太郎が足りない」
「麻生太郎?」
「国会で、読めない原稿を、それでも読む」

ピアノ発表会以降、中2病が重症化して、ネットのyoutube で
音楽を検索しては聴いてみたり・・・
サザンの「tsunami 」に、
吹雪士郎の動画(音楽つきだと切なくもカッコよく☆)に、それから
バッハの「小フーガ ト短調」
        ↑
youtube に色々な演奏が投稿されていまして、
荘厳なパイプオルガンや、初音ミクちゃんのハーモニーなんてのも。
中でもクリアな音色と、教会や天使の映像を組み合わせたバージョン
に、ノックアウトされてしまいました・・・

たしか中2の頃だったと思うけれど、
音楽の授業で、「小フーガ ト短調」を聴いて、衝撃が走り・・・
(youtube のコメントにも、そんな体験を書いている方がいたけど)

金色のらせん階段をどこまでも昇っていった、その極限で、
はらはらとすべて砕け散り、空から翼ある人が落下してくるような。
特に曲の最後の部分、痛ましさとそれを包む救いのイメージが・・・

youtube のコメントでは、たしか「神聖な邪悪さ」と形容してあった
破壊力・・・中2病発症モードに、スイッチが入り。
わけもなく、水泳部をやめて、美術部に転部してしまった♪
ただ泳いで食べて寝るだけのコンナ毎日はイヤダ。みたいな感じで
・・・でも。もし、あのとき「ハゲの歌」が流行っていたら

バッハ→中2病→水泳部から美術部へ転部→高校で美術部・生徒会

なんていう謎の迷走しないまま、違う人生を歩いていたかな?
「あ・な・た~は髪の毛、ありますか」誰ダこんなの作ったの(笑)



 

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TITLE: 図書ボランティアの読み聞かせ

CATEGORY: メルヘン雑記 DATE: 11/05/2010 14:50:14

昨日は、息子が通う小学校で、図書ボランティア読み聞かせ。

いつもの、木曜・朝の読み聞かせ(1年生対象)が
8時15分から10分間。
手遊びは、福島に伝わるわらべ唄「一代さん」。

自分の当番だったので、久々に絵本読み聞かせ。
ふだん手遊び・前座担当なので、読み聞かせは、今年度初めて・・・
「何を読もうか?」と迷いました。
わらべ唄が先に決まっていたので、合わせて民話?と
『だいくとおにろく』を練習していたら、となりの部屋から夫が

「『めっきらもっきらどおんどん』にすれば~?」

ちょっと季節はずれ(かんた君は、夏服着用・・・)だけど
一番読み慣れている、安心感の誘惑。それに世界観が好きなんだ~
ウン、めっきらもっきら決定!
さて練習・・・すると、息子が目の前の籐椅子にささっと座って
お客さんになってくれ?・・・読み終わると、茶化して去っていく。
ムムッ練習再開・・・おや? 息子がまた籐椅子に座り・・・を
繰り返し、茶化し放題の最後に、息子いわく
「『かいじゅうたちのいるところ』と、おんなじだね~」と。

彼も小6、早いな~図書ボランティアも残すところ半年足らず。
1年生達は、毎年キラッキラの瞳で、お話を聞いてくれます・・・

昨日は、朝の10分に続き、昼の全校生対象の読み聞かせ20分が。

打ち合わせと練習を、朝の読み聞かせ後に少々。
開演30分前にも少々・・・ほとんど「ぶっつけ本番」で
大型紙芝居『ハガネの歯』を、体育館で上演。
ピアノ生演奏つき!(メンバーにピアノの先生が・・・作品に合わせ
アレンジした、素晴らしい演奏には、もうウットリ☆)

大型紙芝居は、ものすごく大きなサイズで木枠つき。
クロード・ブージョン文と絵の原作絵本を、忠実に手書きで再現した
市立図書館の司書さん達の、心温まる労作です。
とても一人では持てない・・・商売用の大きな車を運転して下さる
メンバーの協力がなくては、小学校に運べませんでした。m(_ _)m

事前に役を分担してあった、読み手3人のお母さん(練習のときは、
少し照れていたのに、本番ではテンション上がって、息もぴったり)
手遊び『一代さん』担当の、お母さん(子らと真剣にジャンケン)
大型紙芝居の操作担当の、お母さん(私も含めて3人がかり)
ピアノ生演奏の、お母さん(とにかくプロです・・・)

8人のメンバーがそろって、夢のような20分が・・・
「おはなし」の場が現れるのを、肌で実感できました。
お母さんって、スゴイ・・・とにかく感謝!!

そうして、昨年いっしょに図書ボランティアをして下さった方が、
「観にきました」と、声をかけて下さったことも
本当にうれしかった☆ バタバタしていて、とっさに握手するのが
精一杯だったけれど・・・

手遊び『一代さん』では、教頭先生や教務主任はじめ
先生方にもご参加いただき、さつまいもを包丁で切ったり、
オシリをかいたり、頭をかいたり・・・楽しいパフォーマンスを
ご披露いただきました。
息子の担任の先生は、手ぬぐいをかぶって、酔っ払い役を・・・
おはなし会の締めくくりは、キツネ耳と白ひげをつけた
教務主任の「これで、おしまいじゃ!」

とんでもないお願いを致しまして、先生方には失礼申し上げました。
「急に頼まれても、あんなに楽しそうに・・・先生方の底力を
感じたね~」と後に、お母さん方で話し合いましたとサ☆

図書ボランティアも、はや6年目・・・
全校生対象の大がかりな読み聞かせは、私にとっては今回が最後。
「楽しかったね、やってよかったね」と喜びあえる体験を
重ねさせてもらったな~ひたすら感謝♪



 

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TITLE: ショパンは魚座生まれ

CATEGORY: メルヘン雑記 DATE: 11/04/2010 02:09:39

11月です・・・明後日11月6日は
ピアノの発表会。
小学生の息子は、あまり練習していないケド
大丈夫なのかナ・・・デモこの際
自分自身の方が、余計に心配(トホホ)
ほとんどブルーな感じで練習じたばた。

いいんだ、立ち往生したって、あたま真っ白になって
楽譜が読めなくなったって、なんだってかんだって
最後まで弾けばいいんだー!! とか思ってみる・・・

一人で弾くのは好きだ・ケド・・・
大人になって新しい曲を覚えて、人前で弾く。これは
けっこうキビシーものがあるアルネ(弱音)
音楽は好きだけど、ちっとも上達しないんだね~昔っから。
上達しないんだけど、ピアノ好きなんだよ~今もこりずに。

ショパン様のノクターン2番なんて、みんな知ってる曲。
つっかえたり音忘れたり、ぐちゃ~って弾いたら
がっかりじゃん・・・(泣)
先生も大人の受講生の方々も、本気で音楽が好きなんだって
伝わってきて。
淡々と弾いてるだけじゃ、なにか足りない感じみたいで。
何度もやり直し。レッスン厳しいよ・・・

ショパン様が終わったら、晴れてダブルオー劇場版でも
観に行こう(妙~なSFアニメで、脱力してしまう危険大♪)

ショパン様はとても素敵だけど、苦手・・・

ショパン様は魚座生まれ。ロマンティックな曲調は、魚座の真骨頂。
私は乙女座・・・魚座とは、正反対の性格を持つ星座生まれ。
おまけに出生図で、試練の土星が、魚座に入宮。

他者を表す、7室と8室の境界あたりに・・・魚座の土星が。
自己表現や他者との一体感に、重い抑制が働く、土星の配置。
魚座は、深い芸術性を表すので、
「芸術表現の、感動の分かち合い」に心理的な壁がある、と読める。
土星は、ユング心理学でいう「シャドウ」を表す、という説も・・・

今ちょうど、出生の土星に、現在進行形の天王星が重なって
ぐらぐら揺さぶりをかけてる状態だね・・・

ショパンのノクターン2番は、私にとっての「土星」かな。

情感豊かな曲を、人前で硬~く・ぎこちなく弾く。
・・・これが私のシャドウ(影)かも。
文章の硬さにも通じる問題・・・たぶん。

苦しいので、逆転の発想でいこうと決めた。

大好きな、宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』の情景やセリフを
ノクターンの曲想に当てはめて、
イメージしながら弾く・・・こうすると気持ちが曲に乗れる。
「柔らかくなりましたね」と、先生も。
ショパンを弾くのではなく、ショパンをとおして賢治を弾く。
銀河鉄道を弾く・・・そう思ったら
不思議に、ノクターンの美しさが、前より感じられるように
なった・・・かな?




 

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