こちら、ドワーフ・プラネット ( Yahoo!ブログより )
ファンタジーや神話、子どもの本について等、
のんびり書き記したブログのアーカイブです。
月曜から日曜まで、『日常』は、太陽系の7惑星。
そのはざまに浮かぶ、『矮惑星』のような、
夢見がちな時間の記録として。
ホームページ「黎明のほのかな翼」
も、どうぞよろしく☆
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MONTHLY: 2016/10
TITLE: おやつとイタズラならバイトで慣れてる。
CATEGORY: メルヘン雑記
DATE: 10/31/2016 11:28:04
へっへっへ…… 今日は怪しい日だぜ……
いちおうポエムも 添えときますデス……↓ もし、お暇ありましたらどぞ。
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TITLE: ウランガラス幻想(3)エメラルドの聖杯
CATEGORY: 神話雑記
DATE: 10/23/2016 19:13:02
緑に輝く石といえば、 古代エジプトで「太陽の石」とされた黄緑色のペリドット、 そしてヘルメスによって錬金術の奥義が刻まれ、 ピラミッドに隠されたという伝説の 「エメラルド・タブレット」が思い浮かぶ。
上記リンクは、Wikipediaによる 「エメラルド・タブレット」についての記述。
緑にかがやく「伝説の聖なるアイテム」には、 錬金術の「エメラルド・タブレット」の他にも、 アーサー王伝説で有名な「聖杯」がある。 「聖杯」とは、キリストが最後の晩餐で使った杯。 ワインを自らの血であるとして、 弟子たちと分かち合ったという。 やがて、「失われた聖杯を求め、 キャメロット城の円卓の騎士たちが、 長い苦難を伴う探求の旅に出る」という物語が、 アーサー王伝説の「主要なモチーフ」の一つとなった。
下記リンクは、Wikipediaによる「聖杯伝説」についての記述。
聖杯伝説
そして、なんと「聖杯は緑色のガラスだった」という伝承もある。 下記は、Wikipediaによる「聖杯」についての記述。
聖杯
(以下、一部抜粋)
イエスと弟子たちの 最後の晩餐に使われたものと信じられている聖杯はいくつか存在する。 地中海沿岸部の「緑のガラス製品」といえば、 紀元1世紀ナポリ近郊で作られていた「ウランガラス」があった。 カイサリアの所在はよくわからないが、地中海周辺、 トルコ辺りならば、ガラス工芸の先進地域だった。 エメラルドにも似たその「聖杯」が、 もしウランガラスであったなら、面白いのだが…… 朝夕の紫外線で神秘的にかがやき、 まるで日没と日の出に伴う明星のように、 豊穣の光明神(救世主)の再生の息吹を感じさせたことだろう。
豊穣の光明神の「死と再生の神話」には、 キリスト教のイエスに先立って、 エジプトのオシリス、 ギリシアのディオニュソスなどの神々がいた。
紀元1世紀頃のギリシアの神官プルタルコスによる 「エジプト神イシスとオシリスの伝説」(岩波文庫)では、 オシリスの秘儀について触れられ、 「オシリスとディオニュソスとは同じ神」だと説明している。 そして、オシリスについて、 エジプトの農夫が昔ながらの素朴な信仰によって、 地面に種を蒔きながら「オシリス様のお弔い」といって嘆き、 その種が芽吹くと「オシリス様がよみがえった」といって喜ぶ、 と書き記している。 ギリシアの神官プルタルコスとしては、 秘儀によって体得されるオシリスの本質はもっと高貴だ、 と結論付けようとするのだが、 読者である私にとっては、 古来の農民たちのオシリス信仰こそが、むしろ興味深い。 古来オシリスは、穀物の種、その種に宿る命そのものであった。 エジプトの壁画に描かれるオシリスの体が 緑色に塗られていることも、なるほど、とうなずける。
そして、古代ギリシア神官によって、 その秘儀の内容から オシリスと同じ神であるとされた「ディオニュソス」だが、 先日に観てきた「ポンペイの壁画展」では その姿が主要なモチーフとして、数多く描き残されていた。 ワインの産地であったナポリ近郊では、 若く美しい豊穣神ディオニュソスは、酒造の守護者であり、 葡萄の神でもあった。どこか 自らの血をワインに例えたキリストを彷彿とさせる。
そして、ディオニュソスの巫女である うら若い乙女(マイナス)達は、 「松ぼっくりを飾り付けた杖」を手にして描かれていた。 「松は、ディオニュソスの聖樹」なのだった。 松は、冬にも緑の葉をつける常緑樹だ。 とこしえの緑。 枯れても再びよみがえる若々しい緑。 それこそが、オシリスと共通するディオニュソスの神格だろう。
新しい日の出とともに輝く緑。 そんな現象が、ときに自然界にもあらわれる。 緑閃光(グリーンフラッシュ)とよばれる現象だ。 空気のきれいな砂漠や海上、山上などで (エジプトには古記録があるらしい) 運がよければ見ることが出来るという。 たとえば、こんな自然の奇跡が語り広められて、 「再生する緑の神」のイメージを、 より鮮明に彩ったかもしれない。
緑閃光(グリーン・フラッシュ)
キリストを処刑した槍で傷つけられた「荒れ地王」が、 治癒するためには(王国をよみがえらせるためには)、 「キリストが最後に使った杯」を探さなければならない。 その顛末を語るのが「聖杯伝説」なのだが、 元来の荒れ地の王は、 漁夫の王でもあり、 荒れ地を潤す慈雨の神でもあったことだろう。 オシリス・イシスはナイルの氾濫を司る、慈雨の神でもあった。 「聖杯伝説」は、 オシリスの豊穣性(男根)が魚に吞み込まれ失われている神話とも、 どこかで通底しているのかもしれない。 死せる神の失われた豊穣性を、 なげきの女神が大地をさまよって 種をまきつつ回復させたように、 聖杯探求の旅は、 荒れ地を潤わせ、緑の生命をよみがえらせる過程のオマージュだった。 この聖杯が、イタリアの聖堂で「緑の鉢」の姿をして 伝わっていても、不思議ではない。
下記は、Wikipediaによる「漁夫王」の記述。
漁夫王
また東洋においては、緑の石といえば、 ヒスイが多く用いられてきた。
古代日本でも、勾玉など、ヒスイが神聖な石とされてきた。 仏教系の美術展示を観ていると、 ヒスイが多用されていることに気づかされる。 アジアでは産地の関係で入手しやすかったのかもしれない。 その緑色の石に込めた願いは、 古代のエジプトやギリシア・ローマにも 通ずるものだったのだろうか。
日の出や日没の青い空、紫外線を受けて 緑色にかがやくウランガラスのイメージから、 「永遠の生命の再生の器」 「暁にかがやく緑」 といった幻想の系譜を追ってみた。
ところで、日本では、 赤子ともいうが、
嬰児(みどりご)ともいう。 下記リンクの「語源由来辞典」によれば、 大宝令によって 三歳以下の男女を「緑」と呼ぶことが 定められたのだそうだ。 その理由は、まさに 「若々しい緑の生命力」に由来するらしい。 「緑」は、若枝や新芽を示す名詞でもあった。
お祓いを受けるときに神社に納める謝金の袋には、 「御初穂料」と書く。 茅の輪くぐりの神事では、初穂料を支払い、 白い陶器の瓶に挿した榊の枝を受け取って、 緑の茅の輪をくぐり、神前にその榊の枝を供える。
「神の子」の本来の意味とは、 案外こんなニュアンスだったのかもしれない。(*^-^*)
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TITLE: ウランガラス幻想(2)……バーロォ
CATEGORY: アニメ・まんが雑記
DATE: 10/23/2016 10:50:14
鳥取中部地震、大きかったですね。せめても 今のところ、人命にかかわる被害がなくてよかった……
Facebookでシェアされてきた 被災地支援情報(全社協)↓
「災害救助法の適用された1市2町に災害ボランティアセンター設置です。
湯梨浜町は 本日 22日から、 北栄町 は 明日 23日から、 倉吉市 は 明後日24日から、それぞれ活動開始です。」 ◆鳥取県社会福祉協議会 ◆鳥取県 災害被災地応援サイト 支援団体へのささやかな寄付ぐらいしか出来ないけど、被災地の皆様が御無事でありますように……
前回の記事の「ウランガラス幻想」に続いて、 日本のウランガラス展示について 書こうと思っていたところ、 鳥取に地震がきて、タイミング悪く、不謹慎かな…… と、いったん躊躇もしたのですが、 メモ書き程度に、書きとめておきます。
◆
鳥取・岡山の県境にある「人形峠」、ここには かつてウラン鉱脈の採掘場があって、 平成13年までウラン濃縮の研究所が運営されましたが、 今はその開発を中止し、施設の解体の研究へと 目的を変えているそうです。 その副産物として、地域おこしもかねて 世界初の「ウランガラス専門の美術館」が 人形峠(岡山県側の鏡野)に開設されています。
下記が、その美術館(妖精の森ガラス美術館)公式サイト
素敵なサイトなのですが、一昨日の地震で、 職員さんやお客さま、展示されたガラス製品に被害が出ていないか、 とても心配ですね……
◆
ところで、 人形峠の道は、鳥取県の倉吉平野へと続くそうですが、 (そして、倉吉市は、今回の地震の被害が大きな地域です 。> <。)
この「倉吉」という地名、 たしか「名探偵コナン」の漫画の中で、 「黒の組織のボス」につながるキーワードのひとつとして 提示されています。 (黒ずくめの女ベルモットが、組織のボスに電話をかけた その市外局番が、鳥取・倉吉のナンバー?だったエピソードあり) そして、「人形峠(からくり峠)」も作品の舞台として 「蜘蛛女の伝説」をからめて使われています。 「Shine」というキーワードを発端とした悲恋物語でした。 (神話的には、蜘蛛女ってとても魅力あるネタです……)
鳥取県は、名探偵コナンの作者である 青山剛晶さんの出身地。 作者の郷土愛から考えても、 ウラン鉱脈(核兵器の原材料)という 大きな素材から考えても、 長寿作品である「名探偵コナンのクライマックス」は、 おそらくウランをめぐる国際組織の攻防戦 になりそう……なんて、ね。(*^-^*)
当然、地域おこしの応援をかねて、人形峠産の ウラン煉瓦に刻まれたメッセージ、とか、 ウランガラスの神秘的な輝き、などが、 道具立てに並んだら面白そうだなぁ……(*^-^*)
なんていう妄想をしていたその日、 鳥取に大きな地震がきました。そして、当の 元ウラン加工施設「人形峠環境技術センター」で、 外部電源が喪失し、非常用の発電機で電気をまかなっている、 施設周辺のモニタリングポストに異常なし、 施設に異常がないか確認中、 という内容のNHKニュースが、地震後すぐに流れました。 ドキンとしました……(;´・ω・) 東日本大震災・福一事故の記憶が去来……
◆
日本列島、いつどこに地震がきても おかしくないです…… ヴェスヴィオ火山の火山灰に埋もれていた ウランガラスの輝き(メメント・モリ)と、 人形峠のウランガラス(バーロォ)とが、 不思議に近い距離感であるように思われました。
コナンくんの活躍する明日を、 老若男女がずっと 楽しめる日本でありますよう……
※コナンくんと人形峠ウランガラスとの 関連は、このブログ内の妄想でありまして、 今後のコナン作品の展開とは一切無関係です……m(_ _)m
閑話休題(ウランガラス幻想)なのでありました。(;^_^A
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TITLE: ウランガラス幻想
CATEGORY: 神話雑記
DATE: 10/21/2016 10:35:01
ヤマトタケル伝説を調べていて「草薙の剣がウラン製」という都市伝説に出くわし、 「なんじゃらホイ?」のついでに「ウラン」を検索。
そしたら、思いがけず、妄想の火種が燃え上がりました。 ウランって、最初はガラスの着色剤だったのね……(;´・ω・) しかも蛍光色の……
上記リンクは、Wikipediaによる「ウラン」についての記述。 (一部抜粋)
(抜粋終わり)
紀元後79年っていえば、 ヴェスヴィオ火山の噴火によって、 ポンペイや周辺の街が滅びた年ですね。
ということは、おそらくナポリ付近のポジリッポで 製造されていたガラスが紀元後79年に使われていた確証とは、 それが火山灰に埋もれた遺跡からの発掘品だったから……
下記リンクは、Wikipediaによる「ポンペイ」についての記述。
ウランで黄色ー緑の美しい色彩を発色させていたガラス。
先日に観てきた「ポンペイの壁画展」では、 壁画の絵の具の原料として、 石や貝の粉などが使われていたけれど、 同様に、ウラン鉱石の粉をガラス着色剤として使った、と。
「ポンペイの壁画展」では、 随所にエジプト文化への憧憬をみることが出来ました。 エジプトでは、黄緑色の石「ペリドット」が 「太陽の石」として尊ばれたそうですが、 もしかしたら、黄色ー緑に蛍光するガラスは、 古代イタリアでも同様なイメージで珍重されたかもしれません。
上記リンクは、Wikipediaによる「ウランガラス」についての記述。 (一部抜粋)
ウランガラスの最大の特徴として、真っ暗闇の中で 紫外線ランプ(いわゆる ブラックライト)で照らすと緑色に妖しく輝き蛍光を発するという点が人々を魅了してきた。似た特徴を持つ石として、含まれる不純物によって 紫外線で紫色に蛍光するものがある 蛍石があるが、ウランガラスは紫外線を受けると緑色に蛍光する。昔は紫外線ランプはなかったが、夜明け前の空が青色のときには空には紫外線が満ちているので、この時にウランガラスが蛍光を放つ事によりこの特徴が知られる様になった。
(抜粋終わり)
「夜明け前の空が青色のときには空には紫外線が満ちているので、この時にウランガラスが蛍光を放つ事によりこの特徴が知られる様になった。」と Wikipediaに説明されていますが、 これは紀元後79年のイタリアにおいても知られていたのでしょうか? ネットで検索した程度では、資料が見つからず残念です。
たとえば「夜明けに輝く緑のガラス」とか「日の出の若緑の器」とか、 そんな感じの語句が、詩や神話などの文献として どこかに残っていれば面白いんだけどな……('◇')ゞ
似た例としての、蛍石(フローライト)。 こちらは、人工物ではなく、天然石。 中国では、夜明珠と呼ばれたという。
(夜光杯についての漢詩もありますが、 ここでいう夜光杯の素材は中国産「玉」で、 ガラスやフローライトではありません。 杯を月下にかざすと光があることから、 「夜光杯」と呼ばれたそうです)
涼州詞葡萄美酒夜光杯、 欲飲琵琶馬上催。 酔臥沙場君莫笑、 古来征戦幾人回。
青い夜明け、ほのかな緑に輝くグラス。 銀の月光、照り映えて白く光る杯。
もしそんな器があったら、素敵……(*^-^*) 古代の人々だったら、祭祀の道具として 大切に使いそうだな……( ^^) _U~~ なんて妄想が、どこまでも広がっていきます。 エメラルドといわれて実は緑色のガラスだった聖杯とか、 サングリアルとか、シャングリラとか…… 若水を汲む風習など……いろいろ。
下記リンクは、Wikipediaによる「蛍石」についての記述。
(一部抜粋)
中国医学では 紫石英と呼び、鎮静・鎮咳薬として用いられるが、地方によっては 紫水晶と混同される。また中国では、蛍光する蛍石を夜明珠と呼び、古くから宝物として扱われてきた。 蛍光する蛍石の中で、世界最大といわれるものは、 中国雲南省で採掘されたもので、採掘後直径1.6mの球形に加工された。重量6.2トン。昼間太陽の光を蓄積し、夜間緑色から白色に燐光する。 (抜粋終わり)
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TITLE: 楽園の扉 YAMOTO COVER 魔探偵ロキ
CATEGORY: アニメ・まんが雑記
DATE: 10/20/2016 13:42:52
原作マンガ(木下さくら著)とアニメ、 「魔探偵ロキ」 当時はまだ小学生だった娘が大ファンになり、 親子でハマリました。 木下さくら画集も買いましたっけ。 あの頃は平和だったなぁ……(*^-^*)
漫画ストーリーは破たん気味で、 「萌え」というジャンルを教えてくれました。(;'∀') アニメBGMが全体に上品で……
(*^-^*) 主題歌が好きでした。 主題歌のアーティスト”YAMATO”さんによるセルフ・カバー。 こんな動画が落ちてるなんて、 Youtubeは、ときに「楽園の扉」♪
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TITLE: 怪談クサナギノツルギ
CATEGORY: (考察) ヤマトタケル
DATE: 10/20/2016 13:09:36
ヤマトタケル伝説について、あれこれ ネット検索していたら、 「クサナギノツルギはウラン製だった」 という、一種のトンデモであろう説(都市伝説)に出くわした。 が、これはこれで面白いので、書きとめておくことにした。
まずは、ヤフー知恵袋。 「クサナギノツルギが放射性物質ってほんとですか?」といった内容。↓
そのウワサの出所は、どうやら2ちゃんねる。
同じくヤフー知恵袋のやりとり。上記の知恵袋もそうなのだけれど、 Q&A(冷静な回答者さん)が程よい距離感で面白い。
2ちゃんねるに書き込まれた「怪談クサナギノツルギ」↓
上記のサイトによれば、この「怪談」の初出は、2003年2ちゃんねるスレッド。 その後、2009年にコピーされた「怪談」が再考されて、 「2ちゃんねる まとめwiki」として再UP。
「クサナギノツルギ ウラン」などキーワード検索すれば いまも様々な記事が出てくることでわかるように、 その後、いくつかのブログや知恵袋などを経て、 震災後の今日まで 「怪談クサナギノツルギ」が伝承されている。 その過程で、2003年の初出では「金」とされた神器の素材が、 上述のヤフー知恵袋のやりとりでみたように、 「放射性物質」へと変貌し、ときには 日本におけるウラン鉱脈をめぐる陰謀論にまで結びつく。
こうした「都市伝説」が息づく背景には、 ・福島第一原発での過酷事故の記憶 ・放射性物質への不安 があるのかもしれず、こうして少しずつ変容しながら 「国家の一大事」的な過去の怪異エピソードとして ネット空間でひっそりと伝承されていくのだろうか。
初出の「怪談クサナギノツルギ」では、 「金製の奇妙な呪具」として描写された形状は、 容易に、ユダヤのシンボル「メノラー」を連想させる。 祭文によって「西の方にいざり動いた」という描写も、 その神器のルーツが西方にあることを匂わせる。 つまり、インターネット上で初めて語られたときから、 この神器は「日ユ同祖論」的な性格を含め持たされていたのだろう。
下記は、Wikipediaによる「七枝の燭台=ユダヤのメノラー」の記述。
そして、ユダヤの秘教カバラで伝承されてきたという、「生命の樹」。 下記はWikipediaによるその記述。
ただし、聖なる樹木への信仰は、 ユダヤ特有のものではなく、古来より世界的な広がりを持つ。 下記は、Wikipediaによる「世界樹・宇宙樹」の記述。
メノラーの形状は、世界的な古代信仰「聖なる樹」を 洗練させたデザインであり、 過去の日本列島にそのカタチが伝承されていても 不思議ではないのだが、 大胆にも「クサナギノツルギは、剣ではなく金の宇宙樹の形」 と語って見せたところで、 まず「怪談クサナギノツルギ」の不思議な生命力が 宿ったのだろう。(;'∀')
そして、この怪談が語られた場が「過去の大学の研究室」であり、 語ったのは「学友」、聴いたのは「先生と自分を含む学生」という点で、 これも一種の「学校の怪談」なのかもしれない。 「神社の怪談」であると同時に「学校の怪談」でもあり、 「太平洋戦争末期の日本」 「国家祭祀によって、神官が犠牲」 といった歴史譚を含み、 神器に手をかけるというタブーを冒して 「青い炎で炭と化す」結末に至るまで 全体に冥界的・呪術的な畏怖のトーンでまとめられている。
このような古今東西の知識に基づく、 すこしオトナな「学校の怪談」が語られる場として、 検索によって知識が得やすく、読者も情報が共有しやすい インターネット空間、作者が名無しである 2ちゃんねるのスレッドなどが、 とても適したメディアであることは間違いないだろう。
かつては神話に関する知識・イメージなど 一部の大人の興味の対象であったものが、 ゲーム他マンガ・アニメなどによって、 青少年にとっても「名前だけは知っている」アイテムや神名へと、 変貌している、ここ数年の時代背景も興味深い。 「怪談クサナギノツルギ」のような インターネットを媒介にした都市伝説は、 今後もひっそりと、したたかに命脈を保ち続けるのではなかろうか。
以下は、Wikipediaによる「学校の怪談」の記述。
記憶が少しあいまいだが、 以前に読んだロシアの神話学者の宇宙樹論では、 たしか、宇宙樹の図形は、 「上、中、下」「右、左」といった概念を 世代を超えて伝達するために 編みだされた人類の知恵の所産なのだとか。 原型は、とても素朴なものだったのだろう、きっと。(*^-^*)
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TITLE: テコのテーマ♪
CATEGORY: アニメ・まんが雑記
DATE: 10/18/2016 13:08:23
まだ学生だった頃に、 「時空の旅人」原作:眉村卓、キャラクターデザイン:萩尾望都 という角川アニメ映画が、全国公開されていました。
映画も原作もまったく未見なのですが、たまたま 昔よく聴いていた竹内まりやさんのCDのラストあたりが、 この映画「時空の旅人」主題歌で、気に入ってました。 特に、「シャングリラ~♪」って歌う部分が好き。(^^♪
なつかしくなってyoutubeで探しましたら、 デビットフォスターによるカバー曲が見つかりました。 後に別のドラマ挿入歌として使われていたんですね……(*^-^*)
シャングリラは、桃源郷とか理想郷の意味。 シャンバラ、なんていう言葉もあります。 ところで、アーサー王伝説で有名な「聖杯」のことを 「サングリアル」などと呼び、とても語感が近いです。 気になって検索しましたら、 どうやら同様な発想をもとに「聖杯=王の血」として描かれたのが、 いまどき話題の「ダヴィンチ・コード」なのでした。
ちょっと気になります……シャングリラ幻想。(*^-^*)
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TITLE: バ~ロ、バ~ロォ
CATEGORY: アニメ・まんが雑記
DATE: 10/16/2016 00:40:55
ここ1週間、高校生の息子が高い熱を出し 心配していたのですが、ようやく解熱…… 親がホッとしたのはもちろんなのですが、 本人もホッとしたのでしょう…… 昨日まで減らず口をたたいたり、弱気になったり。 まるで今にも死にそうなことを言っていたのに、 熱が下がったとたんに
「(*^-^*)か~ちゃん、おれ、寝ながら考えていたんだけど、 名探偵コナンのアガサ博士がもしも悪役だったなら。 ラスト辺りの場面でさ、アガサ博士の髪の毛が逆立って。 目も吊り上がるのかな~って思ったら、ウケチャッテさ……あは、あはは」 「寝てたら、いろいろ謎の精神世界が思い浮かんできてさ~あは。あはは」
休日診療で検査&頓服薬→ かかりつけ医で検査&頓服薬→肺炎の徴候→ 拠点病院で検査&抗生物質 の果てに、抗生物質クラビットの威力で熱がさがりました。が、 クラビットの副作用でアホになったり幻覚をみたりしたのかしらん?
「あ、いろいろ思い浮かんできたのは、クラビット飲む前だから(*^-^*)」
あ、自前のアホなんでした……あかん、このこ私に似ています。 でも、無事に回復に向かってよかった……(´;ω;`)ウゥゥ
「名探偵コナン」の新キャラ・黒の組織の幹部がど~たらこ~たら。 (*^-^*)ひとり楽し気に語っております息子……ほぼ回復してます。 (*^-^*)ニコニコ笑顔……熱が下がってよかったね…… 長い一週間だったな……
というか、息子との日常会話がいかにアホっぽいのかを しみじみつくづく実感したのでありました。 コナンかよ、バ~ロ、バ~ロォ…… (;'∀') とかいう私もしっかりファンだけど。
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TITLE: はい、どうぞ……
CATEGORY: シノブくん雑記
DATE: 10/09/2016 18:28:30
昨日の「お茶っこサロンinなごや」で、 瑞穂区のボランティアの方々による 炊き出しランチ(五目ごはん)が準備されていて、 とても美味しく頂きました。 温かなお心づくしを いつもありがとうございます。 m(_ _)m (*^-^*) m(_ _)m
この季節は、 芋煮会や子ども祭りの屋台など、 東北暮らしの折には、 なにかと戸外で大鍋での炊き出しが 多かったなぁ、と子育ての時代を思い出し、 なつかしくなりました。
カレーに芋煮におでんに、餅つきお雑煮…… ほんとに一ヵ月に一度の頻度で 「子供会の炊き出し」で何か作っては、 みんなで食べてたなぁ…… ずっと子供会の会計補佐、やがて会計係だったので、 なにか準備に手落ちがあるとマズイ……って 行事のたびにハラハラしてましたが、 それも良い思い出……(*^-^*)
イラストの子は、描き直しているうちに、 だんだん目線がシリアスに……(;'∀')
「はい、できました。どうぞ……」 ってお鍋を持ちながら、内心 (な、なんか味付けに自信ないゼ……) って焦って緊張してるんですね、たぶん。(;'∀')
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TITLE: ピエール&ジャック ザ マジシャンズ in ブラザー
CATEGORY: 徒然記
DATE: 10/09/2016 14:59:43
「お茶っこサロンinなごや」2016.10.8 (東日本大震災被災者支援ボランティアセンターなごや)
今回の会場は、名古屋市瑞穂区の ブラザーコミュニケーションスペース。 昨年も出かけ、とても素敵なスペースでしたので、 今年は、夫を誘って一緒に参加・見学しました。
ブラザーといえば、ミシン。
古今東西のミシン、ブラザー製ミシンが一面に。 「ミシンの壁」!(*^-^*)
最新の製品技術を体験できるコーナー。 ブラザー製品の7割を占めるのは、 現在はミシンではなく、プリンターなのだそうです。 ('◇')
そして東日本から避難した方々・子ども達のための マジック教室。 社内マジックサークルの ピエール&ジャックさんが講師。
夫と私も、マジック体験。 目からウロコの種明かしもありました。 Σ(・□・;)
家に帰ってから、 高校生の息子と 社会人の娘を実験台に マジック練習…… けっこうドキドキします、 ネタバレするんじゃないか、と……(;'∀') で、一応バレませんでしたから、 こんどはバイト先の幼稚園児ちゃん達に やってみせようかしらん……
このアイデアで小道具つくったら、 読み聞かせ用のネタにも使えるなぁ……(*^-^*)
社会人としてのお仕事の傍ら、 休日にボランティア活動、 マジシャンとしての活動を続ける。 そんな生き方って、とても素敵です。 ピエール&ジャックさんのブラザー・マジシャンズは、 あちこち引っ張りだこなのだそうです。(*^-^*) 水晶玉のパフォーマンス、まるで魔法……
イラストは、以前に落書きしたものですが、 やさしい魔術師さんのイメージ……('◇')
マジシャンって、 不思議な夢を演出する技を 持った方々…… マジシャンの語源の マギって、 古代の神官にも通じる言葉ですね。(*^-^*)
そして現代の不思議は、 科学の不思議……
会場にいたペッパーくんと、 お話ししてみました。 前から一度お話ししたいと思っていたんですが、 可愛いのと、ちょっとシュールな存在感とで、 ほどなくタジタジに……
最近は、高校生の息子が 「あいちトリエンナーレ」にひとりで出かけて、 「かーちゃんも見てくれば?」 と未見の会場のおすすめしてくれるのですが、
いまどきのアートって 「アートって。どこからがアートなの? どこからどこまでもアートなの?」 の気分になってくる不思議ちゃん系……
たとえばアート展示を名乗らなくても、 ブラザーコミュニケーションスペースのように 企業の製品展示の内に、美意識やデザイン性を 感じさせる場所が、街には散らばっています。 ここ、常設・無料で一般公開しているのです。 息子には「街をキャンパスに」と伝えたいなぁ…… (*^-^*)
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TITLE: 秋の訪れ
CATEGORY: シノブくん雑記
DATE: 10/07/2016 12:28:30
台風つづきの9月が去って、 (幸いなことに バイト先の幼稚園の運動会は お天気がなんとかよくて 無事に終わって)
朝夕には涼しい風、 晴れ間が広がり、 ようやく秋の訪れを感じる 今日この頃です。 (*^-^*)
まだ描きかけの落書き、 ずっと放置中の童話……
(;'∀') 涼しい風が…… そよそよ、 そよそよ、と……
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TITLE: 新海誠 監督作品 「君の名は。」
CATEGORY: アニメ・まんが雑記
DATE: 10/04/2016 12:36:57
娘のオススメ映画を、 観て参りました。
運動会の代休で幼稚園バイトがなかった 雨降りの平日の午後……それなのに、 家族連れや学校帰りのティーンズ達で、 けっこう座席が埋まってました。 なるほど、人気作です。
新海誠監督の長編アニメということで、 実は、まったく期待しておらず、 「日本アニメの最先端の表現をみておくべき」 とまで娘に言われて、 ようやく重い腰をあげた映画館行きでした。('◇')
なぜ期待していなかったかというと、 以前にネット配信の「星を追う子ども」を 娘とふたりで何気なく見始め、 雰囲気に引っ張られてズルズル観続け、 そのうちに 「なにこれ、ジブリのパロディ?」 「なにこの展開」 「こんだけの絵ヅラそろえて、コンナニツマラン何故ダ」 と、けなしまくりながら最後まで観て、 「やっぱりウンコだった」 「何かあるのかと思ったけど、最後までウンコ」 と、けなしたついでに 原案になった乙骨淑子の児童文学「ピラミッド帽子よ、さようなら」 についてもウィキペディアで調べたり、 むかつきついでに 「乙骨淑子の『こちらポポーロ島応答せよ』のあらすじ、 なんじゃいコレ、サイボーグ009の地下帝国ヨミ編そのままじゃん」 と飛び火して荒れたり、 なにかと荒みまくった記憶が…('◇')ゞ
娘も当初は、 「え~あの『星を追う子ども』の監督かあ。 DVDレンタルが出るまで待とうかなぁ」 と引いていたのですが、 Twitterでのクチコミ評判が素晴らしかったようで、 休日に観に行ったとたんに、態度が180度かるく転換。 「これは映画館で観とくべき」と……申しますので、 ついに娘に言われるまま 私も(ぐだ~っとしたテンションで)出かけ、 観終わるとパンフレット売り場へ直行し、 息子には 「観てきたよ、良かったよ☆☆☆」と。 つまり、「君の名は。」の大ヒットは、 クチコミ評判による部分も大きいのではないか、と 身をもって知りましたのです、ハイ。(*^-^*)
ネタバレ感想はやめときますが、 たとえば、こんな感じ……
ラピュタのムスカが悪行を悔い、生まれ変わって、 トトロのサツキ&メイのパパになったごとく……
もしエヴァのゲンドウさんが前向きパパになったなら、 こんな展開もありかな、という。
ああそうだった、「星を追う子ども」の先生は ヒドクダメなオジサンだったけど、 転生して、文化人類学者→神官→町長になったよ。(*^-^*)
あの岸からこの岸へ渡るには、 自分の半分を置いてこなくちゃいけなくて。 忘れちゃったんだよ。 涙が出るけど、探し続けたいんだよ。
なにこのミモフタモナイ赤面展開。(;^_^A もはや「爽やか天晴れ」の域に達してる…… 素直に尊敬。(*^-^*)
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TITLE: ホームページに、「カタツムリ」UPしました。
CATEGORY: ポエム&童話
DATE: 10/01/2016 15:07:20
以前に書いた詩「カタツムリ」と、 昨日に描いたイラストを組み合わせて、 ホームページを更新しました。
物語の、とても断片的なイメージ案です。
下記リンクから開きますので、 もしもお時間ありましたら、 どうぞ御高覧くださいませ。m(_ _)m
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- こちら、ドワーフ・プラネット -
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2014年6月1日 Yahoo!ブログに移設
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