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ファンタジーや神話、子どもの本について等、

のんびり書き記したブログのアーカイブです。

 

月曜から日曜まで、『日常』は、太陽系の7惑星。

そのはざまに浮かぶ、『矮惑星』のような、

夢見がちな時間の記録として。

 

 

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も、どうぞよろしく☆

 

 

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MONTHLY: 2014/06

 

 

TITLE: 天の河 (1)

CATEGORY: 創作「オモカゲ山のシノブくん」 DATE: 06/20/2014 13:27:20

 

 


うっそうとした木立ちから、カナカナカナ……とヒグラシの声がひびく。
「なんだ、そこにいたのか、アズマ」
のんびりとそう呼びかけ、シノブくんが、ひときわ高い松の木をあおいだ。
「毎年こうして頂きの松から、大ワラジを見守る、それがわしの務めだからな」
よく通るふとい声がふってきた。松の大枝に、カラス天狗のアズマさんが、羽ウチワ片手に、高下駄ばき姿で立っていた。
「ここからオモカゲ街が見わたせる。お前もこい、シノブ」
シノブくんが、わたしの手をひいて、ふわりと地面をけった。
まばたきひとつで、わたしはさっきまで見上げていた松の枝にすわり、かたわらにはゴツゴツした幹にもたれたシノブくん。もうかたわらには、枝をはなれたアズマさんが、つややかな黒い翼で宙にうかんでいた。
松のこずえを風がわたる。夏の風が、オモカゲ山の頂きから、入道雲までかけていく。
「気持ちいい風だね、イスルギさん」
シノブくんの笑顔とそよ風とにつられて、わたしも思わずにっこりとした。

見おろす緑の山すその、木立ちのすきまを見えかくれしながら、白い行列が下っていく。
白装束にきりりと身をつつんだ人々が、大きな大きなワラジをかついで急な山道をおりていく。
「アズマの宮の大ワラジをね、ふもとの街までみんなでかついで運んで、にぎやかな大通りを練り歩くんだ……年に一度の今日、オモカゲ街の夏の『ワラジ祭り』だよ」
小さく遠ざかっていく大ワラジの行列を見おくりながら、シノブくんがそう教えてくれた。
ふだんは、ひっそり静かな『アズマの宮』も、ワラジをかつぎ出しにきた白装束の人のむれで、さっきまで大にぎわいだったのだ。
大ワラジは、秋に実った稲穂のわらを、冬の間にオモカゲ街の人々が大きな大きなワラジに編みあげた。まだ雪の残る早春の山道を、みんなでかつぎ登って、『アズマの宮』へと奉納したものだ。
そして、その大ワラジを、夏祭りの日には、またみんなで汗だくになって街までかつぎおろす。それが、オモカゲ街の、オモカゲ山の、年ごとにくりかえされる習いなのだという。
人々にかつがれていく大ワラジは、まるで見えない大男の片足が履いて、山道を下っているようだ。
「毎年毎年あきもせずに、人間たちもよく同じことを続けるものだな」
アズマさんが、ふっと笑った。
「おかげで、わしも暑い昼寝から覚めたわい」

ここは、カラスガサキ。オモカゲ山の三つの峰のうち、いちばん東にある。
西の峰のユメミガサキには、シノブくんの『シノブの宮』。中の峰・オモカゲ山の頂きには、ユズメさんの『ユズメの宮』。そして、この東の峰のカラスガサキに鎮座するのが、カラス天狗のアズマさんの『アズマの宮』……アズマさんは、シノブくんの友だちだけど、ちょっとぶっきらぼうだ。
いつも『シノブの宮』でいろんな相談に耳をかたむけ、人間と仲がよいシノブくん。『ユズメの宮』のやさしい巫女の、ユズメさん。そんな二人とちがって、アズマさんは、カラス天狗の姿をめったなことでは人前に現さない。
深い木立ちにつつまれた『アズマの宮』は、いつでもひっそりとして、空気がピリッと澄んでいる。
カナカナカナ……とヒグラシの声がやまない。
「さて、大ワラジも無事に山をおりたな。もう今頃、祭りが始まっただろう」
アズマさんが、羽ウチワをゆらしながら、カラスのようなクチバシであくびをした。
「昼寝のつづきでもするか」
「街の祭りは見守らないのかい?」
シノブくんがあきれたように笑うと、アズマさんは肩をすくめてみせ、黒い翼を羽ばたかせた。
「おぬしほどつきあいが良くなくてな、宮に戻って寝ることにした。
おぬしこそ、白ギツネの子を、たまに人間の街まで案内してやったらどうだ」
飛び去りながら、アズマさんはわたしに片目をつぶった。
「キツネの子、人の街では白いシッポを出してはならんぞ」

 

 

 

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TITLE: 折紙サイクロン

CATEGORY: アニメ・まんが雑記 DATE: 06/16/2014 13:37:44


雨模様のザックジャパン初戦、残念!(>_<)
でも選手たちカッコ良かったですね☆(*^_^*)
サッカーといえば心の友だったサッカーアニメ『イナズマイレブン』が終了し、今年度のレベル5作品は『妖怪ウォッチ』一本に絞られました。
その『妖怪ウォッチ』の大人気は、さすがヒットメーカーのレベル5、でもイナイレのない日常は寂しいな~(^_^;
特に吹雪士郎くん……(ToT) もう新作アニメで勇姿は拝めないのかぁ……残念!
そんな寂しい日々に、見つけました。サンライズアニメ『TIGER & BUNNY』に登場の「折紙サイクロン」こと「イワン・カレリン」!(^-^)
彼こそSFヒーロー版の吹雪士郎くん☆萌え~

 

 

 

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TITLE: 新世界

CATEGORY: シノブくん雑記 DATE: 06/11/2014 10:54:35


ブログ更新が滞っておりました……
シノブくんのお話を書こう、書こうと思いつつ。

このたびジオログ閉鎖に伴い、ヤフーブログにお引っ越ししました。m(_ _)m

新世界です……

「新世界強制的」……から、「新世界協奏曲」が奏でられるように、
ちょっと気合い入れ直さないといけない状況……です。
(^_^;

まず、パソコン買おう……
(^_^;

シノブくん、がんばろうね?
(*^_^*)
「君と一緒なら大丈夫」
そんなお話が、書けるといいなぁ……

久しぶりにシノブくんのお絵描きしてみました。
そばで見ていた娘が、
「エブリリトルシングの『いっくん』目指してるの?」
……え~と、まぁそんな感じでもいいかな。
『いっくん』は、ギタリストさんですね……うんうん、たしかに抱擁力がありそうで素敵ですよね。

シノブくんは、問題解決型のお兄さんキャラを目指していたのでした。
(*^_^*)

がんばろ、シノブくん?

 

 

 

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